転部した理由
二年前に経済学部から文学部一類に転部しました。
慶應通信を始めた理由は、前の大学で国際経済を学んでいた中で、当時国際開発の分野に関心が生まれ、開発経済学を何処かの大学院でやりたいと考えており、その時は経営学部に所属していたので、経済学部で経済全般とアフリカ諸国でよく使われているフランス語を、大学院に行く前に準備としてやっておきたいというものでした。
語学もフランス語をメインに行いました。
すると、国際開発学とはなぜ存在するのかという点が疑問に浮かび、それは経済的に貧しい人を助けるため、それは良いこととされているから、などが浮かび、しかし助ける側だって自分や他人が良いと思っていることを自分がやることで気分が良くなるという利益を得ており、助けるという行動の目的に、単に助けられる人の利益だけが存在するのではなく、同時にそこにその助ける人の利益が存在するなら、それは果たしてどういうことなのか?などが浮かび、
そもそも人の幸福とは何か?良いとは何か?に到達し、そうなると経済学や国際開発学の領域外となり、それをカバーしてくれるのは哲学という学問だということで、転部することにした。
幸いな事に、フランス語は哲学する上でも役立つ可能性がある。
今はフランス語だけでは不十分だと考えているし、フランス語よりもカントの道徳哲学をやりたいからドイツ語をやらねばと思っている。
このように、自分の関心の変容に対応してくれているのが慶應通信。
しかし、もし僕が慶應通信に入る前の段階で、哲学に関する事を学ぶことができる通信制大学を選択するなら、放送大学か日本大学のカリキュラムを選んだと思う。何故なら、哲学系の開講科目が細分化されていて科目数も多いように見えるから、ビギナーが学習しやすそうに思ったから。