いぼ

楽問のすすめ

履修計画見直し

大学に学生として入り込み、単位取得を学習の目的に組み込むことで、学習のペースメーカーとして機能してくれることもあるが、期限に追われて満足のいく学習進捗度に達していないのに試験に合格してしまうことがある。

 

 その場合は、自分で補填していく必要があるが、ペースメーカーは次の課題を次々と出してくるので、それに従うと単位取得した科目をそのままにしてしまうことになる。

 

 今まで好き勝手に学習してそれでよかった。

だから今までの大学での単位は申請せず、今回も最初からやっている。

申請すると学習したい科目が履修できなくなると思っていたから。

 

 しかし、自分の大切な人の事も考えると卒業というものを意識するようになった。

 彼らや社会一般には「卒業」はある一定の価値を持つ。

 

 そういうわけで、履修計画を見直すと、卒業に必要な単位を大幅意に超える履修計画であることがわかった。

 だから、とりあえずはやく卒業するためにも哲学系の科目を中心にして、他の科目を減らすことにした。別に、一度卒業して、大学で学習したいのならもう一度入学してやらなかった科目をそのときやればいい。こういった事務的作業はめんどうなことだけどしかたない。

 

 厳選すると履修予定科目が大幅に減った。しかし、各科目あたりの単位数は多い。

つまり、一科目あたりの内容量が多いということだろうか。それとも、哲学科の場合は、卒論に時間がかかると聞いたから、卒論に集中してもらうために、単位取得はそうそうに済ませられるようになっているのだろうか。

 

他の学問の場合、原理に忠実に従い、そこから演繹して主張していくことができるが、哲学の場合はどうなるのだろう。科学の場合は経験的なものをもってして原理や法則を定めることになっているようだが、哲学はその原理や法則に対して問うていくことも可能であるから、絶対的なものというのがない。だから延々と思考をめぐらすことになり、それは自分にとってはおもしろいことなのだけど、卒論を書く際はどのような書き方になるのだろう。「卒業」のためには他人が書いた論文を読む必要がある。